宇宙開発

金星探査機あかつき軌道再投入!今度は成功か?12月9日判明!

探査機「あかつき」を、金星の周回軌道に再投入するため、
12月7日、エンジン噴射を予定通り実施したと
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発表しました。

あかつきは、5年前の平成22年の同じ日に、
メインエンジンが故障したため、軌道投入に失敗しました。
今回、故障したメインエンジンに代わり、
出力の劣る姿勢制御エンジンを使って軌道投入に再挑戦したのです。


なぜ、失敗した5年前のあかつきが、
今年12月に再チャレンジができたのでしょうか?
その上、設計寿命である4年半を超えているそうです。

JAXAの懸命な軌道計算が行われたようです。
あかつきは、残りのほとんどが無事だったのと、
偶然に金星と再び接近する軌道に乗っていました。
そのくらい、頑丈だったのです。

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「裏技」ともいえる方法がとられたようです。
あかつきは、太陽の周りを回っています。
金星の先を飛んでいて、金星が、あかつきを追い越した瞬間に、
壊れたメインエンジンの代わりに、
姿勢制御用の小型エンジン4台を進行方向に向かって噴射。

通常、数秒しか噴射しないエンジンを、約20分間、噴射を完了しました。

無事、軌道への投入が成功したかどうかは、12月9日に発表される予定です。

成功を祈るばかりです。

【あかつきとは・・】
金星探査機「あかつき」(PLANET-C)は、
火星探査機「のぞみ」(PLANET-B)に続く日本による惑星探査計画で、
金星の大気の謎を解明することが目的です。

さて、あかつきは、観測を始めています。
7日午後2時~5時ごろからテスト観測をスタートしています。
まず赤外線カメラなどを使って雲を撮影。
3カ月間試し撮りを続け、4月から本格的な観測をスタートします。

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【金星について】
金星は、地球の兄弟星と呼ばれています。
その理由は、金星の大きさや太陽からの距離が地球に近く、
太陽系の創生期に地球と似た姿で誕生した惑星と考えられているからです。

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ところが現在の金星は、高温の二酸化炭素の大気に覆われ、硫酸の雲が浮かんでいます。
そして、時速400キロの暴風が吹いています。
地球とは、全く異なります。

なぜ金星がこのような環境なのでしょうか?
このような金星を解明することで、
生命にあふれる地球になった理由や気候変動、
特に温暖化などを解明する手がかりとなるでしょう。
他にもそれだけではない、秘密の情報があるのかもしれません。

何よりも、JAXAの技術、日本の技術はすごいと思います。
世界にも貢献出来ることを願っています。