城崎温泉やコウノトリでも有名な兵庫県豊岡市を支えていた玄武岩だと以前NHKのブラタモリで放送していました。その秘密を解き明かす玄武洞のことアクセスや駐車場、またおみやげのげんぶ堂のおかきの情報もまとめました。
玄武洞は中に入れる?
残念ながら、玄武洞の中には入れません。
玄武洞の所要時間
玄武洞など5つの洞窟を巡るための所要時間は、1~30分ぐらいです。
玄武洞のおかきとは?
玄武洞のおかきとは
本店(兵庫県豊岡市)、城崎駅前店、城崎木屋町店、出石店にある
げんぶ堂 という名前の手作りおかきで有名です。
各店では、試食用のおかきとお茶が用意されています。
げんぶ堂のおかきのこだわり
1.もち米
すべて国産米
2.丹波黒豆
丹波篠山産の黒豆を使用しています。
3.塩
ミネラルをたっぷり含んだ「極天塩」と素材の旨味を引き出す赤穂の「焼塩」の2つをブレンド。
4.国産丸大豆醤油
兵庫県内で生産された大豆(サチユタカ)と小麦(シロガネコムギ)、天日塩のみを原材料とした天然醸造醤油です。
5.青のり
国産の青のりを使用しています。
玄武洞(城崎)とは?
玄武洞(げんぶどう)は、兵庫県豊岡市の円山川東岸にある洞窟のことです。
国の天然記念物に指定されていて、周辺一帯は、山陰海岸国立公園です。
玄武洞のほか、青龍洞、白虎洞、南朱雀洞、北朱雀洞の洞窟が玄武洞公園です。
玄武洞へのアクセス
〒668-0801 兵庫県豊岡市赤石1362
城崎温泉駅から「玄武洞公園バス」は、「土・日・祝日」の運行です。
出発時間は、城崎温泉駅発は3便です。帰りは玄武洞公園折り返しの3便です。
平日や土・日・祝日の午後など上記バスの運行時間以外には、「JR豊岡駅」と「JR城崎温泉駅」の間の「玄武洞駅」から、対岸にある「玄武洞ミュージアム」の送迎船を利用し「玄武洞公園」に行くコースがあります。
アクセスは、国道178号「豊岡大橋東」の信号から、北へ向かいます。
(玄武洞~城崎温泉方面の円山川右岸は道路幅が狭いため、バスは通り抜けできません)
城崎温泉駅前の「城崎温泉旅館案内所」で、レンタサイクルを借りる方法もあります。(城崎温泉駅から約5キロ)
タクシーを利用することができます。見学中の待ち時間料金がかかりますが、時間のあまりない方は、タクシー利用が便利です。
玄武洞 駐車場情報
駐車場:あり
普通車70台 / バス5台
洞窟は四神の名前
玄武洞の他には、5つの洞があります。玄武・青龍・白虎・朱雀(南朱雀・北朱雀)と四神の名を持っています。玄武・青龍以外は大正時代に観光用として命名されたもののようです。
玄武洞は何故できたのか?
約160万年前の火山の噴火によって噴出されたマグマが冷えて固まる時に作り出したきれいな割れ目が玄武洞です。
その後、河川による侵食によって、玄武岩の塊がむき出しとなりました。割れ目(節理)が顕著で切り出しやすかったため、人々が採掘しました。その採掘跡が洞窟として残りました。
つまり洞窟は天然のものではなく、坑道・採掘跡地です。
玄武岩の用途
人々が採掘した玄武岩は何に使われたのでしょうか?
切り出された玄武岩は、漬物石や石材として使われています。
現在でも城崎温泉の大谿川護岸や豊岡の石積みなどで見ることができます。
玄武洞の名前の由来
玄武岩の柱状節理によって、洞窟内では亀甲状の天井や5~8角の石柱がみられます。
江戸時代後期の文化4年(1807年)幕府の儒学者である柴野栗山が伝説上の動物「玄武」の姿に見えることから「玄武洞」と名付けました。
玄武岩の名は兵庫県豊岡市の玄武洞に由来しています。
玄武洞公園の洞窟
玄武洞(国の天然記念物)
– 公園の中心にある最も大きな洞窟です。
「青龍洞」は、願いがかなう
青龍洞(国の天然記念物)
青龍洞は願いが叶うとされるパワースポットになっています。
高さ33メートル、幅40メートル。15メートルにもある長い柱状節理が見られます。
白虎洞には「ハート型の石」
白虎洞は、水平方向に伸びた柱状節理と断面が石垣のように間近に見ることが出来ます。
南朱雀洞
節理を間近に観察できます
北朱雀洞
垂直方向の節理が上部に向かって徐々に水平方向に変化して行く様子を観察できます
縁結び玄さん
休憩所内に神社があります。古くからあるものではないのですが、かなり御利益があるパワースポットのようです。
玄武岩の硬さから「かたい絆」「身持ちがかたい」と言われ、家の礎に使われていたということもあり、縁起がよいのです。
また、豊岡に住む特別天然記念物「オオサンショウウオ」と「コウノトリ」にあやかり「かたい絆で、末永く、幸せに」との願いが込められています。
ゆるキャラ「玄さん」
ゆるキャラ「玄さん」は、オシではないけれども、なかなかユニークでかわいいです。