2020年11月14日(土) 19時30分~20時15分ブラタモリ「飛騨~アゲアゲの飛騨!そのヒミツは?飛騨のカギをにぎるヘデンベルグ輝石とは!?最強の岩?飛騨片麻岩が飛騨をアゲアゲにした!?」の内容が放送されます。
ヘデンベルグ輝石や飛騨片麻岩のことが気になったので調べました。
灰鉄(ヘデンベルグ)輝石とは?
灰鉄輝石(かいてつきせき)は、英名でhedenbergite(ヘデンバージャイト)といいます。ヘデンベルグもしくはヘデン輝石(-きせき)ともいいます。
珪酸塩鉱物(ケイサンエンコウブツ)で、スカルンや火成岩に産出します。カルシウムと鉄を含む単斜輝石です。
神岡鉱山で産出する代表的な鉱物がヘデン輝石です。
神岡鉱山とは 岐阜県飛騨市(旧吉城郡神岡町)にあった亜鉛・鉛・銀鉱山です。飛騨片麻岩に含まれる結晶質の石灰岩に熱水が接して形成されたスカルン鉱床を持ちます。 |
2001年6月に鉱石の採掘を中止、閉山しましたが、東洋一の鉱山として栄えていました。
(飛騨)片麻岩とは?
片麻岩(へんまがん)は、英名をgneiss(ナイス)といいます。
変成岩(へんせいがん)の一種で、片麻状組織を持つ岩石の総称です。
変成作用を受けたことによる分類です。同一の原岩の変成岩でも、片麻岩となったり、他の変成岩になることがあります。
結晶片岩-低温で変成があまり進まなかったもの
片麻岩-高温で変成が進んだもの
ただし、あまりにも高温の作用を受けた場合、片岩になることもあります。組成によってはそれほど高温でなくても片麻岩となることもあります。
変成岩と変成作用
変成岩とは、既存の岩石(原岩)が当初と異なる温度や圧力、流体による化学反応で、岩石の組織が変化することによっできた(=変成作用)岩石のことです。変成作用の多くは地殻の内部で起こります。
飛騨片麻岩は地震に強い?
河川などに露出しているのは、飛騨片麻岩といわれるものです。
片麻岩という岩石は、変成岩の中でも、特に強い広域変成作用を受けた岩石なので、
かなりの硬さと重さがあります。
飛騨は片麻岩でできていて地盤が固いといわれているため、地震に強いとされているようです。
飛騨は、有史以来、雪害や飢饉とうような苦難の多かった地ですが、大きな地震に見舞われたことがないようです。
灰鉄(ヘデンベルグ)輝石のインスタグラム画像