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吉兆幸せの環水平アークとは?現れる条件と彩雲の違い

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 2020年6月26日(金)の午前中関東で、南の空にきれいな虹色の雲が見ることができました。「環水平アーク」と呼ばれています。はじめて聞いた言葉なので調べてみました。

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環水平アークとは?

環水平アーク(かんすいへいアーク、英語:circumhorizon arc、circumhorizontal arc)とは、大気光学現象の一種で、太陽の下46度の水平線上の薄雲に虹色の光の帯が見えるもの。水平弧、水平環 とも呼ばれる。大気中の氷晶に太陽光が屈折して起こるもので、太陽高度が58°以上の時にしか出現しない。 出典:Wikipedia

環水平アークは虹とは違って、太陽と同じ方向に水平の帯のように見えます。

水平方向に長く伸びる虹として現れることが多いので、その名がつけられています。

環水平アークと彩雲や虹の違い

環水平アークはよく虹や彩雲と比べられることがありますが、彩雲や虹とどう違うのでしょうか?

まず彩雲についてです。

彩雲(さいうん、英語: iridescent clouds)は、太陽の近くを通りかかった雲が、緑や赤に彩られる現象である。瑞雲(ずいうん)、慶雲・景雲(けいうん)、紫雲(しうん)などともいう。 出典:Wikipedia

彩雲は、太陽の光が雲に含まれる水滴で回折して見える現象です。

つまり太陽の光が水滴にあたった後、水滴の背後からまわり込んで伝わることで、太陽の光の波長が違い虹のように色が分かれて見える現象です。
太陽の周辺の雲が、赤、緑、ピンクやパステルカラーに見えます。


は太陽を背にした側に見えます。

環水平アークは、太陽と同じ方向に見えます。
上空の大気中の氷晶が太陽の光を屈折することで起こる現象です。

環水平アークが現れる条件

環水平アークが見える位置は、太陽の高さによって決まった場所となります。どのような条件で見ることができるのでしょうか?朝や夕方に見ることができます。

  1. 太陽高度が58°以上
  2. 太陽から約46°離れたところに現れる
  3. 低空に雲がない(遮るものがない)

※太陽高度とは、(観測者から見た)太陽の位置の地平線に対する角度のことです。地平線は0度
太陽高度58°以上で見える条件として、中緯度にある日本は、夏至を挟んだ半年前後の期間見ることができます
環水平アークは、1年に数回程度観測できるようです。

環水平アークと地震

環水平アークは地震の前兆だと言われることがあります。私個人の意見としては、もし環水平アークを見た後に地震があったとしても、それはたまたまだと思います。

大きな地震があるたびに、○○の雲が見られた、○○の現象があったからと言われます。ただ長い間地震予知の研究をされてきた専門の人でさえ決定打がないので、気象現象に関してはあまり信じていません。

大きな地震=大きな地殻変動がある前にその周りや関連することに影響があることはわかります。ただ現在では、決定論的な地震予知は、出来ないとされています。

日本地震学会は、警報に繋がるような決定論的な予測のみを「地震予知」とし、それ以外の日常的に公表可能なもの(確率で表現されるもの)は「地震予測」とする新しい定義を、2012年秋に発表し、推奨している。なお、震源における断層破壊の発生後に行われる『緊急地震速報』の地震警報システムは、これらに含めない。
時間を指定するような短期的な予測、決定論的な地震予知は、現時点では出来ない。出典:Wikipedia

環水平アーク見ると幸せ、吉兆

環水平アークも彩雲も虹も、とても奇麗に見えます。いつでも見れる現象ではないので、見ることができたら、とても幸せな気分になります。

昔から虹、彩雲または環水平アークのような珍しい現象で綺麗な色のものを見るとスピリチュアルでも吉兆が訪れる、幸せになれると言われています。

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