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神話が原因?島根県美保関は鶏肉と卵を食べない?【2020年5月10日ナニコレ珍百景】

 5月10日のナニコレ珍百景で島根県の美保関が紹介されます。こちらでは鶏肉と卵を食べてはいけないのですが、それは神話に由来するらしく、とても神秘的で興味をもったので調べてみました。

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島根県 美保関はどこ?

美保関町(みほのせきちょう)は、島根県八束郡にあった町。2005年3月31日に松江市、鹿島町、島根町、宍道町、八雲村、玉湯町、八束町と新設合併して松江市になったため、行政地域としては消滅したが、合併後も「島根県松江市美保関町」として地名は残され、現在は単純に美保関(みほのせき)として知られる。 出典:Wikipedia

美保関はリアス式海岸である島根半島の中央から東端の地域です。漁業と観光の町として知られています。

鶏肉と卵を食べないわけ

多くの日本人にとって、卵も鶏肉も身近ななくてはならない食材だと思います。

そんな卵や鶏肉を島根県美保関ではなぜ食べないのかというと、日本神話の事代主神(ことしろぬしのかみ)が鶏を嫌うという言い伝えに由来していると言います。

このことは、民俗学者の折口信夫氏や小説家の島崎藤村も以下のように伝えています。

民俗学者の折口信夫の話

「事代主は、夜毎海を渡って対岸の揖夜(イフヤ)の里の美保津姫のもとへ通っていた。鶏が間違って真夜中に鳴いたため、事代主はあわてて小船に乗ったが、櫂(かい-オールのこと)を岸に置き忘れたので手でかいたところ、鰐(サメ)に手を噛まれた以来、事代主は鶏を憎むようになり、それにあやかって美保関では鶏を飼わず、参詣人にも卵を食べることを戒める」

島崎藤村の話

「釣り好きの事代主が寝ぼけて鳴いた鶏の声を聞いて、未明に船を出し、荒れた海で櫓も櫂も失い、足で水をかいたところ鰐に足を噛まれた」

※事代主神(ことしろぬしかみ)は大国主命(大黒さん)の子であり、七福神の一員である恵比寿(えびす)さん、とされることが多い。※「えびす」神は複数あるため

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今でも鶏肉と卵を食べないの?

今は、事代主神(ことしろぬしかみ)である恵比寿(えびす)さんを祭っている総本宮の美保神社の氏子だけが守っています。住民約250世帯は代々美保神社の氏子です。

今でも鶏肉と卵を食べないのは、くじに当たった氏子です。1年、もしくはその後4年間は食べないそうです。
 

美保関の観光名所

事代主の神(ことしろぬしのかみ、通称恵比寿様)の総本宮である美保神社や、世界歴史的灯台百選に選出された美保関灯台、民謡、関の五本松節で知られる五本松公園(現在は4代目の松の幼木が植えられている)などを有する。 出典:Wikipedia

・美保神社

事代主神(ことしろぬしかみ)えびす様を祀る三千以上の神社の総本社

・関の五本松
・青石畳通り
・仏谷寺
・美保関灯台
・美保館
・メテオプラザ(1992年に落下した美保関隕石を展示する施設)
・男女岩

 昔、松江城と出雲大社には行ったことがあります。恵比寿神社の総本宮が美保神社だと聞いて、立ち寄らなかったことを残念に思います。出雲神社と約70km離れているようなので、できれば別の日に、島根半島めぐりの観光を兼ねて行ってみたいなあと思いました。

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