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「退社」と「退職」の意味と違い-会社を辞める?or会社から帰宅する?

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私は、給与計算の仕事をしています。いつも気になることがあります。
毎日、従業員のタイムカードをチェックしていますが、たまに従業員の人がタイムカードの打刻もれがあります。その時ふせんに、出勤時間は? 退社時間は?と書いてタイムカードに貼ります。

その時に「退社時間」って「退職」ではないので「退出」「退勤」とした方がいいのかな?と・・・

では、「退社」と「退職」本当の意味と違いは何でしょう?

「退社」と「退職」また「退勤」の意味と違い

「退社」とは、2つの意味があります。
1つ目は
入社の対義語。会社の従業員等が、その会社を辞めること。 「退職」は同義語。

2つ目は
出社の対義語。会社の従業員が、定められた労働時間の労働を終えて勤務している会社(の事業所)から帰宅すること。

つまり「退社」は同じ意味の会社を辞める「退職」と
会社から帰宅するという2つの意味があるということです。

「退勤」は勤め先から退出すること。会社に務めていない人-フリーランスや在宅勤務の人などにも使えます。

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「退社」「退職」「退勤」の言い方で気をつけたいこと

上記のように「退社」には「退職」と会社から出ることをいいますが、
「退勤」との大きな違いは、「退社」はあくまで会社を出ることを言うのであって、勤務を終了して帰宅したとは限らないのです。

例をあげると・・・
会社は、15時に出て戻らないで、会社ではない出先で就業して17時に帰宅した場合、
「15時に退社して17時に退勤しました。」
という表現になります。直帰ともいいますが・・・

相手先から電話で答えるときは、
この表現を「15時に退社して~という所は言わなくて、17時に退社若しくは退勤しました。」でいいと思います。

ここで気を付けたいのが「17時に帰社しました。」と言ってしまいそうですが、間違いです。

「帰社」とは出先から会社に戻ってくることだからです。
「退社」というと退職と混同してしまうと思い、ついつい「帰社」を使ってしまいそうですが、気をつけたいです。

誤解されない「退社」の言い方

帰宅したことを伝えたいときは、
本日は「退社」しました。本日は失礼させて頂きました。
・・・など「本日は」を強調させるといいでしょう。

そして退職したことを言う場合は、
「○○付で退社しました。」「先月退社しました。」
と日付などを付けると退職したことがわかると思います。
個人情報で日付を言うのに抵抗がある場合は、
「弊社を退社しております。」など弊社を・・・を使うか
「退職しております。」と「退職」をダイレクトに伝えると間違いがないです。

「退社」はどちらも使えるのですが・・
退職するときには、「退職」を使い、「退社」は使わないようにしてもいいかもしれません。

またタイムカードの時間に関しても、(正確には)必要なのは、退社時間ではなくて退勤時間なので、
退勤時間を使った方がいいかなと思います。

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