「東京モーターショー2019」が11月4日まで開催されます。
ドコモブースでは、5Gを活用した車の最新事例が紹介されています。5Gの高速通信近未来の車がどうなるのか、興味をもったので調べてみました。
- 5Gとは
- 5Gと遠隔運転や自動運転
- 車内のデータ通信について
- 東京モーターショー2019の概要
- ドコモブースについて
5Gとは
「5th Generation」の略称、「第5世代移動通信システム」のことです。
日本国内では2020年からサービスを開始予定です。ドコモは2020年のサービス提供開始をめざして、第5世代移動通信システム「5G」の研究開発をしています。
1G・・・第1世代(アナログ方式)音声の電話。1980年
2G・・・第2世代(デジタル方式)低速データ。メール、ネット。1990年
3G・・・第3世代(W-CDMA/HSPA)高速データ。オンラインゲーム、画像、動画。2000年
4G・・・第4世代(lte-advanced LTE) スマホの登場、インターネットが出来て普及
5Gの通信速度は4Gの20倍、同時接続数は10倍です。
5Gと遠隔運転や自動運転
ドコモは5Gを活用した遠隔運転のデモンストレーションが披露されています。
会場に設置されたコックピットから、横須賀市にあるドコモのR&Dセンターに置かれた車両を5G経由で遠隔操作する様子が見ることができます。
車載カメラの高精細映像を会場にリアルタイムで中継し、必要に応じて有人での制御をタイムラグなく行う様子が確認できます。
指定ルートの走行と障害物を検知した際の停止までは自動で行い、障害物の回避操作を有人の遠隔操作に切り替えて行うというデモンストレーションです。
車内のデータ通信について
【車内のデータ通信を使い放題】
9月に開始した新サービス「docomo in Car Connect」に関する展示も行われます。
車内でのデータ通信を速度制限なしの定額制で提供するという試みで、既にLTEを利用した商用サービスとして提供されているものです。
日産自動車が9月に発売した新型「スカイライン」に搭載、パイオニアの「サイバーナビ」シリーズの新製品もdocomo in Car Connectに対応します。
Wi-Fiスポットとして動作し、同乗者がスマートフォンやタブレットなどで通信量を気にせず移動中にさまざまなサービスを利用でき、またナビゲーションシステムの通信も無制限になります。
【車内の安定した5G通信のために】
そして電波が入りにくくなることが予想される屋内向けの対策として、ドコモやAGCが開発を進めている技術が「ガラスアンテナ」です。
建物向けとしてだけではなく、自動車内での通信を安定させる目的での活用も想定し、フロントガラスなどに自動車のデザインを崩さずにアンテナを埋め込んだ物が試作されています。
東京モーターショー2019の概要
「第46回東京モーターショー2019」は10月23日に開幕。
24日まではプレス公開日で、25日から一般公開されます。
会期は10月25日から11月4日までです。
入場料は2,000円(税込)。プレビューデー 3,800円
国内メーカーを中心に、最新のクルマやコンセプトカーが多数披露されます。
東京モーターショーでは、主に東京ビッグサイト 西・南展示場を使う「有明
エリア」と、東京ビッグサイト 青海展示等とMEGA WEBを使う「青海エリア」から構成されています。
有明には日産、ホンダ、マツダ、レクサス、三菱自動車、青海にはトヨタやスバル、ダイハツ、UDトラックス、いすずなどが展開しています。
両拠点間はゆりかもめ、りんかい線、シャトルバスも運行。また約1.5kmの「OPEN ROAD」と呼ばれる1本道で繋がれていて、26日からは電動キックボードを使った移動も可能になります。
このOPEN ROADでは、トヨタの「i-ROAD」や日産「New Mobilty Concept」などのモビリティカーの試乗ができます。痛車やカスタムカー、スーパーカーも展示されます。移動の間も未来のモビリティや憧れのクルマなどを体験できる展示となっています。
そして、最強グルメブロガー軍団「食べあるキング」プロデュースの「グルメキングダム」も出展予定です。
MEGA WEBでは、未来の日本をイメージした「FUTURE EXPO」を展開しています。
NTTやパナソニック、NEC、富士通などの60社が参加しています。
顔認証技術を使ったコンビニや水素エネルギーの紹介、テクノロジーとスポーツなどを紹介しています。
ドコモブースについて
東京ビッグサイト 西・南展示棟で出展します。