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ら抜き言葉とは?正しいのか方言か?|見分け方【五段活用一覧】

文章を書くときに、ら抜き言葉ではないか?と気になることがあります。それは、いつも会話している言葉が、実はら抜き言葉を自然に言っていると思うからです。「ら抜き言葉」について正しい認識を持っていたいので調べました。

  • ら抜き言葉とは?
  • ら抜き言葉は正しいのか
  • ら抜き言葉は方言?
  • ら抜き言葉の似た表現
  • ら抜き言葉の見分け方
  • 助動詞の「れる」と「られる」の違い
  • ら抜き言葉の五段活用一覧
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ら抜き言葉とは?

「ら抜き言葉」とはある動詞に可能の意味である助動詞「られる」が接続して「ら」を抜いた言葉のことです。

例として・・・
着られる(×着れる)
寝られる(×寝れる)
見られる(×見れる)
来られる(×来れる)
食べられる(×食べれる)
起きられる(×起きれる)

ら抜き言葉は正しいのか

可能動詞「られる」の「ら」を抜いた言葉は、文法からみると、正しくない言葉づかいでしょう。

ら抜き言葉は方言?

地方の方言(北陸・近畿・中部・中国・四国)では可能表現はもともとは「ら抜き」だったようです。

ら抜き言葉の似た表現

ら抜き言葉は、可能の意味をもつ「られる」の助動詞が接続した言葉です。

可能の意味をもつ「られる」の助動詞は「れる」もあります。

その他に「られる」「れる」が接続した3つの意味をもつ言葉があります。
受身・尊敬・自発です。一つ一つ説明しましょう。

【受身】の例文
部屋に入って「来られる」
友達に日記を「読まれる」
友達に日記を「見られる」

【尊敬】の例文
先生が今日「来られる」
先生が本を「読まれる」

【自発】の例文
今年は業績が上がると「見られる」
意気込みが「感じられる」
※自発は人の意志によらず、自然に物事が実現するときの表現です。

ら抜き言葉の見分け方

動詞につく「られる」か「れる」を見分けられれば、ら抜き言葉かどうかわかります。その簡単な見分け方があります。

それは、動詞を「~しよう」と言い換えます。

~よう」に言い換えられれば「ら」を付けます。

例・・・
着る-着よう(×着ろう)→着られる
寝る-寝よう(×寝ろう)→寝られる
見る-見よう(×見ろう)→見られる
見せる-見せよう(×見せろう)→見せられる
居る-居よう(×居ろう)→居られる
食べる-食べよう(×食べろう)→食べられる
起きる-起きよう(×起きろう)→起きられる
(カ変)来る-来よう(×来ろう)→来られる

「~ろう」に言い換えられれば「ら」は付けない

例・・・
切る-切ろう(×切よう)→切れる
眠る-眠ろう(×眠よう)→眠れる
座る-座ろう(×座よう)→座れる
走る-走ろう(×走よう)→走れる
登る-登ろう(×登よう)→登れる
入る-入ろう(×入よう)→入れる

(サ変)する-さろう※サ変の「~ろう」は当てはめられません。→される

助動詞の「れる」と「られる」の違い

ら抜き言葉は、助動詞の「れる」と「られる」が接続して可能動詞になった言葉の「ら」を抜いた言葉です。

つまり、「られる」が接続した言葉しか、ら抜き言葉にはなりません。

そこで「れる」と「られる」の違いは何でしょう?
それは接続の法則が違います。

【「られる」の接続】

上一段活用、下一段活用、カ行変格活用(カ変)の動詞…未然形に、「られる」が接続。

上一段活用とは、全ての活用語尾に五十音図のイ段の音が入り、それに「る、れ、ろ」が付くという形で変化する。
【上一段活用の例】
「着る」「似る」「煮る」「見る」「射る」「鋳る」「居る」
例・・・着られる、似られる?、煮られる、見られる、射られる、鋳られる、居られる
※但し、「似られる」とは言わないですね。「似れる」とも言いません。

下一段活用は、活用語尾に、五十音図のエ段の音が入る。それに「る、れ、ろ」が付くという形で変化する。
【下一段活用の例】
「見える」「得る」「受ける」「告げる」「見せる」「混ぜる」「捨てる」
例・・・
見えられる?、得られる、受けられる、告げられる、見せられる。混ぜられる、捨てられる
※「見える」は、もとは古語の「見ゆ」。動詞「見る」の活用形+自発の助動詞「ゆ」なので、可能動詞はつきません。

カ行変格活用は、活用語尾が、五十音図のカ行の音をもとにして、変則的な変化をします。この活用は「来る」一語のみです。
例・・・来られる

【「れる」の接続】

五段活用の動詞、サ行変格活用(サ変)の動詞…未然形に、「れる」が接続する。
※未然形=未来のこと・・まだ~ない
例・・・
切る-切れ(×切られる)
眠る-眠ら-眠れる(×眠られる)
座る-座れる(×座られる)
走る-走れる(×走られる)
登る-登れる(×登れる)
入る-入れる(×入られる)

(サ変)する-される(×さられる)

※同じ発音の「着る」と「切る」ですが、「切る」が五段活用の動詞に入るのは例外です。

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ら抜き言葉の五段活用一覧

「ら抜き言葉」は上一段活用、下一段活用、カ行変格活用(カ変)の動詞から可能動詞を接続した言葉から「ら」を抜いた言葉です。

上一段活用、下一段活用、カ行変格活用(カ変)五段活用の一覧です。
上一段活用(口語)

上一段活用(口語)

基本形活用形
語幹未然形連用形終止形連体形仮定形命令形
ア行老(お)いる-い-い-いる-いる-いれ-いろ・-いよ
居(い)る(居)いるいるいれいろ・いよ
カ行起(お)きる-き-き-きる-きる-きれ-きろ・-きよ
着(き)る(着)きるきるきれきろ・きよ
ガ行過(す)ぎる-ぎ-ぎ-ぎる-ぎる-ぎれ-ぎろ・-ぎよ
ザ行閉(と)じる-じ-じ-じる-じる-じれ-じろ・-じよ
タ行落(お)ちる-ち-ち-ちる-ちる-ちれ-ちろ・-ちよ
ナ行煮(に)る(煮)にるにるにれにろ・によ
バ行浴(あ)びる-び-び-びる-びる-びれ-びろ・-びよ
マ行染(し)みる-み-み-みる-みる-みれ-みろ・-みよ
見(み)る(見)みるみるみれみろ・みよ
ラ行降(お)りる-り-り-りる-りる-りれ-りろ・-りよ

上一段活用(文語)

基本形活用形
語幹未然形連用形終止形連体形仮定形命令形
カ行着(き)る(着)きるきるきれきよ
ナ行似(に)る(似)にるにるにれによ
ハ行干(ひ)る(干)ひるひるひれひよ
マ行見(み)る(見)みるみるみれみよ
ヤ行射(い)る(射)いるいるいれいよ
ワ行居(ゐ)る(居)ゐるゐるゐれゐよ

下一段活用(口語)

基本形活用形
語幹未然形連用形終止形連体形仮定形命令形
ア行見(み)える-え-え-える-える-えれ-えろ・-えよ
得(え)る(得)えるえるえれえろ・えよ
カ行受(う)ける-け-け-ける-ける-けれ-けろ・-けよ
ガ行告(つ)げる-げ-げ-げる-げる-げれ-げろ・-げよ
サ行見(み)せる-せ-せ-せる-せる-せれ-せろ・-せよ
ザ行混(ま)ぜる-ぜ-ぜ-ぜる-ぜる-ぜれ-ぜろ・-ぜよ
タ行捨(す)てる-て-て-てる-てる-てれ-てろ・-てよ
ダ行茹(ゆ)でる-で-で-でる-でる-でれ-でろ・-でよ
出(で)る(出)でるでるでれでろ・でよ
ナ行尋(たず)ねる-ね-ね-ねる-ねる-ねれ-ねろ・-ねよ
寝(ね)る(寝)ねるねるねれねろ・ねよ
ハ行経(へ)る(経)へるへるへれへろ・へよ
バ行食(た)べる-べ-べ-べる-べる-べれ-べろ・-べよ
マ行求(もと)める-め-め-める-める-めれ-めろ・-めよ
ラ行入(い)れる-れ-れ-れる-れる-れれ-れろ・-れよ

下一段活用(口語)

基本形活用形
語幹未然形連用形終止形連体形仮定形命令形
カ行蹴(け)る(蹴)けるけるけれけよ
出典:Wikipedia

言葉は、歴史とともに変化していきます。「ら抜き言葉」もいずれは、通常の日本語として組み込まれていくのではないでしょうか。

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