充電して使えるリチウムイオン電池内蔵の小型家電は便利ですが、ゴミになると捨て方が難しいのが実情です。
リチウムイオン電池のような二次電池は充電が残っていることも考えられるため、一般的なゴミとして捨てると火災につながる可能性があります。
そのため正しい捨て方を把握して、事故を引き起こさないようにしましょう。
※なおリチウムイオン二次電池はリチウム電池とは異なります。
リチウムイオン充電式電池(内蔵)の捨て方(廃棄方法)
リチウムイオン充電式電池を廃棄する方法は、お住まいの自治体の回収方法に従いましょう。
リチウムイオン充電式電池の捨て方
リチウムイオン充電式電池は、回収ボックスで回収してもらうようにお願いしている自治体が多いですが、
中には以下のような方法であれば処分してくれる自治体もあります。
★三原市…電池の電極をテープなどで絶縁して発火性・有害ゴミとして出す
★名古屋市…充電できないリチウムイオン電池はテープで電極を絶縁し、指定袋に入れて発火性危険物として出す
上記のように取り外せるリチウムイオン電池の場合は、自治体に処分をお願いできることもあります。
ただし名古屋市のように「充電できないタイプのリチウムイオン電池のみ」などとさらに細かくルールが決められていることもあります。
そのため自治体の回収方法をよく確認することが大切です。
リチウムイオン電池内蔵の小型家電の捨て方
リチウムイオン電池が取り外せない電池内蔵の小型家電の場合は、リチウムイオン電池とはまた処分方法が異なります。
例えば桶川市や横浜市では次のような決まりがあります。
★使用済み小型家電回収ボックスなどを利用する
上記のように家電ごと回収ボックスで回収するケースが多いものの、自治体によっては以下のように指定していることもあります。
★倉敷市…粗大ゴミ
★三原市…発火性・有害ゴミとして本体ごと出す
自治体によって回収方法が大きく異なることがわかるでしょう。
また小型家電の種類によって回収方法が異なることもあります。
家電量販店の回収ボックスを利用する
リチウムイオン電池のメーカーで処分してもらう方法もあります。
最も安心して処分できるため、リチウムイオン電池のメーカーの窓口に問い合わせてみましょう。
リチウムイオン電池の処分方法の相談窓口がない場合は、一部の家電量販店に設置されている回収ボックスに入れるという方法もあります。
リチウムイオン電池に以下のマークがある場合は回収ボックスに入れられます。
★青い「Li-ion」と記載されたマーク
家電量販店に設置されている回収ボックスにも上記のマークが貼られているため、リチウムイオン電池を回収ボックスに入れる際は上記のマークを目印にしましょう。
ただし回収が可能なのは青いマークのあるリチウムイオン電池のみ、つまり小型充電式のリサイクル活動を行う一般財団法人に加盟しているメーカーのリチウムイオン電池に限ります。
リチウムイオン充電式電池(内蔵)はリサイクル可能?
リチウムイオン充電式電池(内蔵)の処分は、リサイクル業者に相談してみよう
高額価格のつきやすい二次利用が可能なリチウムイオン電池内蔵の小型家電の場合は、専門のリサイクル業者に買い取りを依頼することも可能です。
例えばパソコンやスマートフォンなどが挙げられます。
リチウムイオン電池をつけたまま処分できたり買い取ってもらえたりするため便利です。
そのためパソコンやスマートフォンは捨てずに、リサイクル業者に連絡をするのも一つの方法です。
ただし最近多く流通している電子タバコなどは買い取ってもらえないため、各自治体の捨て方に従って処分しましょう。
まとめ
取り外せるリチウムイオン電池は、家電量販店に設置されている回収ボックスに入れて処分するのが基本です。
回収ボックスで回収できないリチウムイオン電池やリチウムイオン電池内蔵の小型家電などは、自治体の捨て方を確認して処分しましょう。
捨て方のルールは自治体によって異なるため、細かいルールまでしっかり確認することが大切です。