乾電池・リチウム一次電池の廃棄(捨て方)は、電池の端子(プラスとマイナス)の部分にテープを貼って絶縁して捨てます。
※市区町村によってごみの捨て方が違いますので、市区町村の指示に従って捨てましょう。
乾電池・リチウム一次電池の捨て方-セロテープで絶縁
乾電池・リチウム一次電池の廃棄は、電池の端子(プラスとマイナス)の部分にセロハンテープを貼って絶縁し、捨てましょう。
乾電池・リチウム一次電池の捨て方-養生テープ・マスキングでもいい?
乾電池・リチウム一次電池の廃棄は、電池の端子(プラスとマイナス)の部分にテープを貼って絶縁します。
養生テープ・マスキングを貼って、廃棄しても大丈夫です。
注意したいのが、アルミテープ、ステンレステープです。
アルミテープ、ステンレステープなど電気を通すものを貼っても絶縁されません。
乾電池・リチウム一次電池にテープを貼る理由
電池の端子は金属製です。コイン形リチウム一次電池は、ほぼ全面が金属です。
つまり金属は電気を流すため、電池のプラス極とマイナス極に他の金属が触れると、ショート(短絡)して、大きな電流が流れます。その結果、発熱・発火・破裂などの事故を起こす可能性がありのです。
乾電池・リチウム一次電池は、金属製のネックレス、ヘアピン、コイン、鍵などと一緒に保管しないことも大切ですが、使い終わった乾電池は、すぐにテープを貼り方が望ましいですね。
また、ボタン電池が9V形電池のプラス、マイナス端子部に挟まりショートした場合、ボタン電池が充電または過放電され破裂や発火する恐れがあり、大変危険なのです。
乾電池とはどんな電池
電池には、たくさんの種類があります。一般的に日常でよく使用する乾電池についてまともました。
一次電池(乾電池)と二次電池(充電式電池)
一次電池(乾電池)は、一回限りの使用の使い切り電池のことです。
二次電池(充電式電池)は、充電して、繰り返し使用するものが電池のことです。
乾電池の「乾」の理由と由来
1888年、ドイツのガスナーが、電解液(でんかいえき)を石膏(せっこう)でかため、中の液体がこぼれない電池を発明。それ以前に使用されていた液体の電池に対して「乾いた電池」ということが理由と由来です。
乾電池の種類
マンガン乾電池
歴史が古く、世界中でたくさん使われ、よく知られている電池です。
正極の減極剤(復極剤)として二酸化マンガンを用いています。
別名、ルクランシェ電池といいます。
英語では「Zinc-carbon battery:亜鉛-炭素電池)」と呼ばれています。
「Zinc-carbon battery(or “heavy duty”):亜鉛-炭素電池(高耐久型)」と呼ばれることもあります。
マンガン乾電池のサイズ
円筒形(単1 – 単5)、角型 (6F22) などあります。
マンガン乾電池の容量
アルカリマンガン乾電池(アルカリ乾電池)に比べると容量は少ないです。
しばらく休ませると電圧を回復します。
マンガン乾電池の価格
市販価格はアルカリ乾電池の半分くらいです。
マンガン乾電池の用途
マンガン乾電池の用途は、負荷電流が小さいリモコン、時計、ラジオなど、間欠的に使用するガスコンロ、ストーブの点火ヒーター、懐中電灯、などに適しています。
アルカリ乾電池
JISでの名称はアルカリマンガン乾電池です。
アルカリマンガン乾電池(アルカリ乾電池)は、プラス極(正極)に、二酸化マンガンと黒鉛の粉末、マイナス極(負極)に、水酸化カリウムの電解液に塩化亜鉛などが使用されています。
アルカリ乾電池の用途
アルカリ乾電池は、マンガン乾電池よりも長持ちでパワーがあります。
用途は、連続して大きな電流を必要とする、模型自動車、電動歯ブラシなどモーターを動かすものやストロボなどパワーが必要なものに最適です。
日本メーカー製のアルカリ乾電池はほぼマンガン乾電池の上位互換となっています。
その時間は適した用途では、5~10倍ですが、適さない用途では1.5~3倍程度にとどまります。
アルカリ乾電池の短所
アルカリ乾電池の短所は、自己放電と液漏れです。近年は、かなり改善、開発が進んでいます。
※アルカリ乾電池は電解液が水溶液なので、使用時でなくても亜鉛の自己放電と水素発生反応が同時に進行します。
リチウム乾電池
リチウム電池はマイナス極(負極)にリチウム(Li)を使用する電池です。
リチウム乾電池は、大容量で大電流を維持できます。
自己放電が少なく長期間の使用に耐えることが可能な電池です。
リチウム乾電池の用途
用途は、出力モーター、デジタルカメラなどからデータ保持用まで、大電流・小電流の使用が可能です。
電池本体も軽く、対応する温度域が広く、低温にも強いです。
リチウム乾電池の種類
円筒形
(単1形〜単5形と同形状あり、電圧は異なる場合が多い)
デジタルカメラなどに使用
コイン形(ボタン型)
キーレスエントリ、腕時計、炊飯器、半導体メモリのバックアップ用に使用
ピン形
夜釣り用電気ウキの電源として使用
ペーパー形(厚さ1㎜以下の薄いリチウム電池)
薄うすいメモリーカードやICカードに使用
リチウム一次電池とはどんな電池
リチウム一次電池とは、リチウム乾電池のこと。
つまりリチウム電池で充電不可能な電池のことです。
※充電可能な電池のことを二次電池といいます。
電池の種類がわからない場合
電池の種類がわからない方 (一般社団法人 電池工業会)のサイトで確認してください。
まとめ
実は、恥ずかしながら、「セロハンテープ」を貼って絶縁させて処分することを知りませんでした。
会社でも使用済みの乾電池は容器に入れていますが、どれもテープは貼っていません。
家では、単3電池は充電器の電池を利用しているのですが、その他の電池や過去の使用済みの電池を地区のゴミ処理方法に従って出していました。
ちなみに私の自治の乾電池の出し方は、大型ゴミの日に出すことになっていて、乾電池に関しては、「乾電池のみ、別の袋に入れて出してください。」というルールです。
また電池の種類がたくさんあることは認識していましたが、乾電池だけでもすごい種類があります。
例えば同じ種類のマンガン乾電池でも形状の違う電池があるし、逆に同じ形状でも、違う種類の乾電池(一次電池)や充電式電池(二次電池)もあります。
電池の捨て方も乾電池(一次電池)や充電式電池(二次電池)によっても違います。
電池の取り扱いによっては、発火するなど危険なことになるかもわかりませんので、普段から気をつけたいし、捨て方、リサイクルの仕方も市区町村のルールに従って、行いたいですね。