電球型蛍光灯やLED電球などに代表される「電球レフランプ」は、電球の形状をしています。しかし光を特定の方向に反射させるように設計された照明器具なのです。ただ通常の電球と同じソケットに取り付けることができるため、家庭やオフィスなどさまざまな場所で使用されています。
そしてレフランプ(LED電球)使用不可の原因には、密閉型器具には対応していないLED電球もあります。それも、最近では放熱設計が改善され、対応可能な製品も増えてきました。そのため使用例や用途についても解説します。
「レフランプは使用不可」とは?
浴室の照明の場合は防滴、感電防止の対策があります。それは、防滴カバー(グローブ)があるのでレフランプの様な元々発熱量が多く、反射面が高温になるものは使えません。
密閉型器具に対応してるか確認
浴室の照明の場合は密閉型器具に対応していないものがありますので、
密閉型器具に対応しているかどうかを確認する必要があります。
一般的なLED電球は熱に弱く、熱のこもる密閉器具では、寿命が短くなる事が多いのです。
これを回避する為に、密閉器具対応のLED電球が売られています。
浴室の照明器具のカバーに収まるか?
一般的に、LED電球は普通のシリカ電球よりも、全長、直径が少し長いです。
その浴室の照明器具はほとんどが、カバーがついてますので、LED電球をセットした状態でカバーが取付けできるかどうかが問題です。
例えば、直径は収まるが、全長が長いため、カバーが取り付けられないと言う事もあります。
仮に、カバーが無い防滴ソケットだとしても、電球に直接水分が飛散すると破損の危険性があります。また、ソケット自体が高温仕様で無い場合は、ソケット焼損や最悪火災の危険もあるのです。
LED電球はその構造上、特性上、熱や湿度には弱いのでカバーリングや水場には注意が必要です。
レフランプかどうかの確認
LED電球についている型番の頭文字の部分を確認してください。
LDA:一般電球形
LDR:反射形、ビーム形、レフ形 等
※その型番は形状を表します。
使用例や用途別の解説
1. 家庭での使用
ダウンライト
キッチンやリビングなどで天井からの明かりを欲しい時、電球レフランプを使用したダウンライトが活躍します。それは、特定の場所を明るく照らしながら、空間全体をやわらかく演出することができます。
スポットライト
絵画や飾り棚など、特定のオブジェクトやエリアに焦点を当てたい場合に便利です。それは、光を集中させることで、そのエリアやアイテムを強調する効果が期待できます。
2. 商業施設やオフィスでの使用
商品陳列
店舗での商品陳列には、商品を引き立てる照明が必要です。つまり、電球レフランプによるスポットライトは、商品の魅力を最大限に引き出すために欠かせません。
作業スペースの照明
オフィスなどで作業スペースを明るくするためにも電球レフランプが使用されます。特に、細かい作業を行う場所では、集中的な照明が求められます。
3. 外部空間での使用
ガーデンライト
外部空間、特に庭を照らすためにも電球レフランプが使われることがあります。それは、植物や庭の特定の部分を照らすことで、夜でも美しい庭の景色を楽しむことができます。
選び方のポイント
使用目的
照らしたい対象や場所に応じて、光の拡散性や集中性を考慮して選ぶ必要があります。
光源の種類
蛍光灯タイプかLEDタイプかによって、消費電力や寿命、光の質が異なります。つまり、使用環境に合わせて選択することが大切です。
色温度
暖かみのある光(低い色温度)か、白くクリアな光(高い色温度)かも、選びましょう。それは、使用する場所や目的によって考えるといいでしょう。
これらの点を考慮して選ぶと、より効果的に空間を照らすことができます。
まとめ
LEDレフランプは従来のランプに比べて長寿命で省エネです。さらに、明るさも自在に選べます。ただLED電球はその構造上、特性上、熱や湿度には弱いので、カバーリングや水場には注意が必要です。
種類を選ぶ際は、明るさ(ルーメン)、色温度(ケルビン)、そしてビーム角度に注目しましょう。その選び方には、お部屋の広さや使用目的を考慮することが重要です。
下記のページでは、レフランプについてメリットデメリットを解説しています。