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「FOMA」と「iモード」が終了し5G【通信】へ!1G、2G、3G、4Gの違いは何?

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NTTドコモが、3Gである「FOMA」と、「iモード」を、2026年3月31日に終了すると発表しました。終了の理由は、5Gに経営資源を集中するためのようです。
そこで5Gの凄さと1G、2G、3G、4Gの違いを調べました。

  • 5G【通信】とは
  • 5G【通信】の特徴と4Gの違い
  • 1G(第1世代)とは
  • 2G(第2世代)とは
  • 3G(第3世代)とは
  • 4G(第4世代)とは
  • 2G、3G、4G、5Gとの違い【通信速度】
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5G【通信】とは

第5世代移動通信システム。英語: 5th Generation, 「5G」(ごジー、ファイブジー)と略記されます。1G、2G、3G、4Gに続く無線通信システムのことです。
5Gには、高速大容量通信低遅延通信多数同時接続という3つの特徴があります。
5Gは通信の高速化はもちろん、身の回りのほぼすべてのものがワイヤレスでネットワークに繋がります。

5G【通信】の特徴と4Gの違い

高速大容量通信

5Gの特徴のひとつの通信速度は最大で20Gps(ギガ・ビット毎秒)
現在の4G(LET)より最大速度が20倍速くなるようです。(1Gbps→20Gbps)

※bpsは、1秒間に送ることができるビット数を意味する単位のことです。

低遅延通信

低遅延は、時間的な差(タイムラグ)が生じます。
4Gの通信の遅延は50ミリ(0.05)秒未満で、普通にスマホをしていても気にならない速度です。5Gになると1ミリ(0.001)秒程度になります。自動運転や遠隔操作など緻密なことに利用することに関係してきます。

多数同時接続

4Gの同時に通信回線に接続できるのが10万デバイス/k㎡で、5Gは100万デバイス/k㎡で、4Gの10分の1です。

最近、家電や自動車など、あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」が注目を集めています。5GはIoTの普及に合わせ、多くの機器から同時に回線に接続しても、通信負荷に耐えられます。

※IoTとは(英語: Internet of Things:IoT)
様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組みのことです。

5Gを理解するために1G~4Gのこと世代別にまとめました。

1G(第1世代)とは

第1世代移動通信システム。アナログと音声の時代。アナログ方式。
 国内最初のモバイル通信は「自動車電話」でした。重量は約7キログラムもありました。
1980年代から1990年代。サービスは1999年に終了。

※端末は無線機のため利用には「無線免許状」が必要で、NTTの貸し出し品になっていた。そのため毎月の通信料に端末のレンタル代が重なり、利用料金が非常に高額。ビジネスユースでの利用が中心で、個人の利用はほとんどなかった。
●自動車電話
●ショルダーフォン

2G(第2世代)とは

第2世代移動通信システム。デジタル方式。日米欧でそれぞれ独自に規格化。
携帯電話(PHS含む)は、電子メールやウェブ対応など高機能化しました。1993年開始、1994年個人の買い取りが始まりました。
●mova(docomo)
PHS、日本で開発された方式(ツーカーセルラー)など

※1990年代、2010年に終了。

「2.5世代」
携帯電話の通信方式でなく、電話機の機能に着目した呼び方です。日本の携帯電話は、比較的高速なデータ通信機能を持っていて、iモードのような機能や写真を送信できるメールシステムなど、3Gで目標としていた機能の一部を先取りしていたので、こう呼ばれています。
2Gと3Gの中間あたりの通信速度を持つものを2.5Gと分類することもあります。

3G(第3世代)とは

第3世代移動通信システム。
世界中で共通に利用できるように作られた「IMT-2000」という規格に準拠した携帯電話システムのことです。
1G、2Gも地域ごとに別々の技術でサービスが始まったので、当時の携帯電話は地域限定の携帯電話でした。1台の携帯電話を持ち歩いて世界中で使うことはできませんでした。

※国際連合の専門機関であるITU(国際電気通信連合)が定める「IMT-2000」 (International Mobile Telecommunication 2000) とは5種類の地上系通信方式と6種類の衛星系通信方式があります。

スマートフォンより前の、ガラケーをよく使っていた頃から使われていた電波です。
●FOMA(docomo)【「W-CDMA」方式】
●au 3G(au)【米国Qualcomm社が推す「CDMA2000」方式】
●Softbank 3G、ULTRA SPEED(Softbank)【(旧ボーダフォン)W-CDMA方式】
●ボーダフォン3G

※2000年代、ただ3G回線は2020年代半ばごろに終了予定です。

4G(第4世代)とは

第4世代移動通信システム。
2Gからデジタルとなっています。3G、4Gも同じデジタル方式です。スマートフォン用の通信です。
写真や動画などマルチメディアを外出先で楽しめるほどの速度を持ったデータ通信である3Gの最低でも5倍速い通信が可能です。
3Gのパケット通信規格をスピードアップさせたもの。音声通話を利用する時は3Gに切り替わります。
つまり4Gはデータ通信のみ可能で、音声通信機能はありません。

4Gになっても3Gがなくならないのは、電波が障害物に強いからです。建物の中でも電波が入りやすいという特性があります。 4Gの電波は障害物に弱く、万が一電波が切れてしまった場合は、すぐに3Gに切り替えて通信ができるようになっています。
※LTEではない4Gは2016年~
●PREMIUM 4G (docomo)【キャリアアグリゲーションの技術】
●WiMAX 2+(au)【、「キャリアアグリゲーション」「4×4MIMO」などの技術】

※VoLTE(ボルテ)とは「Voice over LTE」の略称で4G(LTE)のデータ通信上で音声通話を可能にする技術です。
以前は「データ通信は4G、音声通話は3G」でしたが、4G電波のみで高品質な音声通話が可能となりました。データ通信は4G(LTE)で電話の音声通話は3Gを使うことが不要となり、通話中でもデータ通信が同時に行えるメリットがあります。(2014年以降キャリアにより順次)

そして、「3.5G」や「3.9G」などとも呼ばれていた、LTEやWiMAX、HSPA+などの3Gを発展させた規格も「4G」と呼ばれることになりました。

「3.5G」
●FOMAハイスピード(docomo)【「HSDPA」方式】
●CDMA1X WIN(au)【「CDMA2000 1x EV-DO」方式】
●iPhone 3G(米アップル)【「HSDPA」方式】

「3.9G」【LTE】
long Term Evolutionの略です。「3G」と「4G」の間に位置しています。
「LTE」は「3.9G」と言われることがありますが、「4G」に限りなく近いということです。
※LTEは4Gの規格の一つです。
●Xi(クロッシィ)(docomo)
●au4G LTE(au)
●SoftBank 4G LTE、SoftBank 4G(AXGP)(Softbank)

世代別【通信速度】比較

~2G、3G、4G、5Gの速度の比較~
2Gは2.4Kbps~28.8Kbps、
3Gは、384kbps(CDMA2000)~
3.5世代14Mbps(HSPA)~
3.9世代110Mbps(LTE) 75Mbps~100Mbpsという速さは、4GといってもあくまでもLTEの場合。
4G 50Mbps~1Gbps
5G 1Gbps~50Gbps

※bpsは、1秒間に送ることができるデータ伝送速度の単位のことです。
「kbps」キロビット毎秒=1,000ビット毎秒
「Mbps」メガビット毎秒=1,000キロビット毎秒=100万ビット毎秒
「Gbps」ギガビット毎秒=1,000メガビット毎秒=10億ビット毎秒 bpsの

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