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謝る時は「申し訳ありません」「申し訳ございません」 どちらが正しい敬語?

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 人に謝るときは、その謝る言葉で、印象が大きく変わってきます。
特に目上の人には、最大の言葉で謝りたいのですが、本当はどのように言えばいいのでしょうか?

 普通に謝る時は、「すみませんでした。」「ごめんなさい。」です。
それを丁寧に言うと「申し訳ありません」なのでしょうか。「申し訳ございません」でしょうか。

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「申し訳ない」とは

 昔、テレビ見たのか知人から聞いたのか、忘れましたが、
「申し訳ない」というのは、これで一語で、「申し訳ないです。」でいいとのこと。
 それを聞いてから、「申し訳ないです。」を使ってたのですが、お詫びの気持ちが伝わっているのかは不安でした。

 そもそも「申し訳」とは「言い訳」の謙譲語なのです。
「言い訳」とは
自分の言動を正当化するために事情を説明すること。筋道をたてて物事を説明すること。
ということとあります。
申し訳ないとは正当化するために事情を説明する、弁明のしようがないということの謙譲語で、謝罪の言葉です。

 「申し訳ない」は一語で、形容詞なので、これを変えることは本来できません。
ただ「申し訳」が名詞なので、これに「ある」「ない」をつければどうなるでしょうか?
「申し訳がありません」「申し訳がない」となります。
でも「申し訳が・・」ときたら、申し訳が立たない。と続くのが自然です。
何よりも、謝罪の気持ちが伝わらないような気がします。
なぜなら、それはほとんどの人が使わないから、そう感じるのでしょう。

 文法では、「申し訳ありません」も「申訳ございません」も不正解のようです。

 「申し訳ありません」も「申訳ございません」、文法で間違っているかもしれませんが、多くの人がと使っています。
つまり、「申し訳ありません」「申訳ございません」という言葉は、聞きなれていて、「申し訳ない」より丁寧で謝罪をしているように感じます。

 私自身は最近、その時の雰囲気などで、「申し訳ございません」を使っています。
ただ文書にするときは、「お詫び申し上げます。」とすることが多いです。

言葉は時代とともに変わってきます。

 よく最近、「日本語が乱れている。」と言われます。
それは、どの時代でもそうだったのではないのでしょうか。
今の若者は・・・といつの時代も言われ続けているように、言葉の文化も同じでしょう。

 言葉や文化は、時代とともに変わっていくのは当然のことです。今の時代の文化が変化していっているのですから・・

特に私にとって、衝撃だったのが、「やばい」という言葉の使い方です。
それまでは、「やばい」は本当にまずい、マイナスな時にしか言わなかったのです。
それが、若者の間で、すごい、褒める時にも使われるようになりました。今では、違和感なく使っています。

 言葉や文化の変化は仕方がないことですが、すべて何でもいいのではなく、正しい日本語の基本となるものは、守ってほしい。
文化や伝統も、すばらしい所、誇らしい所は、伝えていき、つながっていってほしいと思います。

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