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[白川郷]合掌造りの向きと屋根裏部屋の特徴とは?【岐阜世界遺産】

 2020年12月5日(土)19時30分~ブラタモリ「白川郷~白川郷はなぜ美しい?~」【NHK】が放送されます。世界遺産にも登録された白川郷ですが、合掌造りの建物が立ち並ぶ美しさには奥深い理由があった!?という内容です。合掌造りの向きや屋根裏部屋の特徴などを調べました。

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白川郷の合掌造りとは?

合掌造り(がっしょうづくり)は、日本の住宅建築様式の一つです。

合掌造りの屋根のほとんどは、急勾配です。傾きは45度から60度ぐらいです。
傾きに差はありますが、特に定義はないようです。

名前の由来

掌(てのひら)を合わせたように2つの丸太を山のような三角形に組む工法を「合掌作り」といいます。

白川郷の合掌造りの向き

白川郷の合掌造り屋根の向きはどの家も同じで、妻を南北に向けています。

同じ向きにする理由

①屋根の両方に同じように日が当たるようにするため

妻が東西で屋根が南北の向きだと、日が当たらない北側が、冬は特に雪で湿ったままで腐りやすくなるからです。

②風を受ける面積を少なくするため

白川郷の集落は南北に細長い谷にあって、それぞれの方向から強い風が吹くので、風を受ける面積を少なくするためです。

③夏は、南北の風通しで蚕を守るため

夏場は、屋根裏部屋の窓をあけて、南北の風を吹き抜けさせて、蚕が暑さにやられないようにするためです。

※集落によっては、川に沿って風が吹くことが多いので、屋根に直接風が当たらないようにしている所もあります。
妻を南北にしているとは限らないということです。

合掌造りの向きが同じ方向を向いているのは、ただ単に、冬の雪のために日の当たりを考えてのことだけだと思っていましたが、川の流れに対して向きが考えられていて、日の当たりよりも風の強さの方が、厳しいのだと感じました。

合掌造りの屋根裏部屋の特徴

屋根裏部屋で養蚕業

屋根の勾配を急にし、切妻屋根にした理由が屋根裏に二層もしくは三層の空間を作り、家内工業として和紙漉き、塩硝作り、養蚕を行うことでした。

特に養蚕業が発達して、明治時代以降も継続されました。

蚕業が発達すると養蚕棚の空間を大きく取るために、四層の空間も作られていたようです。

屋根裏の床材は竹簀(たけすのこ)

屋根裏の床材には竹簀が使用されていて、煙などが屋根裏に抜けやすいようになっています。つまり1階での冬の生活の暖気が屋根裏部屋にも届くように作られている理由ですね。

※竹簀(たけすのこ)とは、細い竹や細く割った竹を編んで作った敷物のことです。

屋根組みには釘を1本も使わない

屋根組みには釘を1本も使わないで、丈夫な縄で固定します。

丈夫な縄にすることで、雪の重さや風の強さに対して、柔軟にでき、家の耐久性が増すようです。

まとめ

白川郷の合掌造りは、積雪の対策だけでなく、厳しい冬を過ごし、生活をするための知恵がもたらすものだったとわかりました。景観を考えて作られたわけではないのでしょうが、建物としては壮大で雪が積もる景色は美しく、写真を見るだけも感動します。

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