バターの作り方の原理はシンプルです。
とても簡単なので、一般的なスーパーで手に入る生クリームを使って手作りバターを作ってみましょう。
ノンホモ牛乳は手に入りにくい上に高額ですが、ふんわりとやわらかい食感のバターを味わえます。
ワンランク上のバターを求めるのならば、ノンホモ牛乳でバター作りに挑戦してみてもいいかもわかりません。
バターの作り方の原理
バターの作り方の原理は、生クリームからバターができるのがポイントです。
ではなぜ生クリームからバターができるのでしょうか?
生クリームからバターができる原理を以下にわかりやすくまとめました。
①生クリームに衝撃を与えることで生クリームの中の乳脂肪を包んでいた膜が破れて、
それまでバラバラに存在していた乳脂肪同士がくっつく
②さらに衝撃を加え続けることで、より多くの乳脂肪がくっついて大きくなる
上記の原理を見ても、乳脂肪の多い生クリームを使うことが大切だということがわかります。
市販の牛乳でバターを作るのは難しい
「成分無調整の牛乳でもバターを作れるのではないか?」と思う人もいるでしょう。
しかし一般的な無調整牛乳には次のような特徴があります。
①乳脂肪が少ない
②乳脂肪の粒を小さくする処理がされている
乳脂肪分の多い無調整牛乳でも脂肪玉を小さくする処理がされているため、一般的な牛乳ではバターを作れないのです。
ノンホモ牛乳ならバターを作れる
脂肪玉を小さくする処理がされていないノンホモ牛乳からならば、バターを作ることが可能です。
百貨店や大手スーパーなどで「ノンホモ」と記載されている牛乳を選びましょう。
牧場のオンラインショップや一部の宅配スーパーなどでも取り扱っています。
作り方は生クリームからバターを作るときと同様です。
ただしノンホモ牛乳からバターを作る場合は少し時間がかかります。
生クリームで作る簡単なバターの作り方
自分でバターを作るときは、以下の材料を使うと簡単にバターを作れます。
①乳脂肪分45パーセントの生クリーム…200ミリリットル
②ペットボトル…500ミリリットルサイズ
③氷…適量
④ハサミ
⑤木ベラ
⑥マグカップ
乳脂肪分の高い生クリームを使うのが基本。
大体どこのスーパーでも購入できます。
5分から10分でできる作り方の手順
以下の手順でバターを作りましょう。
①よく冷えた生クリームをペットボトルに入れる
②ペットボトルのキャップを閉めたらペットボトルを振る
③塊と液体に分離したら、液体をマグカップに取り出す
④ハサミでペットボトルを切り、塊を取り出す
⑤木ベラで塊をこねる
⑥なめらかになったらバターの完成
参考元URL:https://www.yotsuba.co.jp/faq/faqlist/1122.html
1分から2分ほどでホイップ状になり、5分ほどで塊と液体に分離します。
スピーディーに固めるためのポイント
生クリームを早く分離させるためのコツを以下で見ていきましょう。
①冷たい生クリームをキープする
ペットボトルに入れる直前まで冷やしたり、攪拌の途中でペットボトルを氷水につけたりして、冷たい状態をキープしましょう。
また動物性の乳脂肪分40パーセント以上の生クリームを使うことも、確実にそしてスピーディーに分離させるために重要なポイントです。
塩を加えれば有塩バターに!
上記の工程を経てできたバターに塩を混ぜれば、有塩バターになります。
以下で必要なバターの分量を確認しましょう。
★塩…1グラム
塩を入れるタイミングは、ペットボトルからバターを取り出した後です。
バターに塩を混ぜて、木ベラでしっかりこねましょう。
トーストやパンケーキなどにピッタリなバターが完成します。
まとめ
バターは高濃度の乳脂肪が含まれた乳製品と、自宅にある材料を使って簡単に作ることが可能です。
余計なものが入っていないため、安心して手作りのバターを味わえます。
ただし同じ乳製品でもバターを作れない乳製品もあります。
子供がいる家庭などではバターができる原理をチェックして、複数の乳製品で実際に実験してみるのもおすすめです。